ここではカシミヤコートのお手入れ方法や、クリーニング料金相場、頻度について解説していきます。
カシミヤコートって日頃のお手入れはどんなことに気を付ければいいの?それにカシミヤって高級な素材だけど、普通にクリーニングできるの?
カシミヤは手触りがよく、保温・保湿性にも優れている素材ですが、摩擦に弱く毛玉になりやすいのが難点です。
だからこそ日頃のお手入れやクリーニングが大切になってきます。
また、カシミヤと言っても、含有率が1%であったり、30%であったり、100%であったりとマチマチで、クリーニング店によって料金の基準が変わってきます。
目次
カシミヤコートは日頃どのような方法でお手入れすればいいのでしょうか。
カシミヤコートは上質な素材で手触り、着心地がいい分、他の素材のコートに比べて非常にデリケートです。
着用した後に必ずお手入れすることできれいな状態を保てるので、お手入れは習慣にしましょう。
着用後は必ずブラッシングしましょう。表面をブラッシングするだけでほこりだけでなく、汚れや臭いまでも落とすことができます。
また、ブラッシングには毛羽立ちを抑えたり、毛玉になる原因の繊維同士のもつれを防ぐ効果もあります。
生地の流れに沿って毛並みを整えるイメージで、軽い力で優しくブラッシングしましょう。
カシミヤコートは虫の大好物でもあります。
汚れていると虫の被害にあいやすいため、ブラッシングをすることで虫の被害も抑えることができます。
天然繊維のカシミヤは虫の大好物です。カシミヤコートを虫の被害から守りたい!そのためには防虫剤が一番効果的です。
防虫剤はクローゼットの容量に合った量をセットすることが大切です。
大切なカシミヤコート全体に防虫剤の効果をいきわたらせるためには、ポケットに防虫剤を入れたり、カバータイプの防虫剤を利用するとさらに効果的です。
また、服を詰め込み過ぎずに時々風を通してやることで、湿度や温度を適切な状態にしておきましょう。
カシミヤコートをクリーニングに出す頻度は多くても年に1回、シーズン終了後に出す程度で十分です。
素材の風合いなどを守るためにもクリーニングの頻度はあまり増やす必要はありません。
カシミヤコート独特のぬめり感や風合いは繊維表面にある油分によるものなので、クリーニングによってその油分が徐々に失われてしまうと、せっかくのカシミヤコートの良さが感じられなくなってしまいます。
着用後のお手入れを必ず行っておけば、シーズン中はきれいな状態を保つことができますので、クリーニングの頻度を意識する必要はないでしょう。
カシミヤコートのクリーニング料金の相場はいくらぐらいなのか、クリーニング店8社の料金を比較してみました。
リコーベ | 追加料金なし 933円〜 |
リナビス | 追加料金なし 990円〜 |
キレイナ | 追加料金なし 6,000円〜 |
リネット | 30%追加 2,100円~ |
ネクシー | 30%追加 2,270円〜 |
ホワイト急便 | 1%追加 2,400円~ |
白洋舎 | 1%追加 3,750円〜 |
うさちゃんクリーニング | 30%追加 2,894円~ |
ポニークリーニング | 明確な記載なし 2,340円~ |
ナイスクリーニング | 明確な記載なし 850円~ |
平均 | 2,825円 |
店舗によって料金に差はありますが、平均すると2,825円という結果が出ました。
最低料金や同じクリーニング店でも地域で料金が異なるものもあるので、こちらに記載された料金はあくまでも目安です。
他の素材のコートに比べると、カシミヤは上質素材である分クリーニング料金も高めの設定となっています。
また、カシミヤが含まれているパーセンテージによって追加料金がかかる仕組みです。
追加料金がかかる基準はクリーニング店によってまちまちですので、詳しくは問い合わせてみましょう。
カシミヤコートはデリケートなので、値段が高くとも信頼のおけるクリーニング店や、高級品・ブランド品に強いクリーニング店に依頼するのがおすすめです。
次のランキングで、高級品・ブランド品に強いクリーニングをピックアップしているので、参考にしてみてください。
カシミヤコートはなるべく汚さないことが大事です。
汚れを付着させないことで日頃のお手入れできれいな状態を保ちやすくなりますし、クリーニングの頻度も抑えることができます。
カシミヤに限らず、コートで一番汚れる部分は、直接肌に触れやすい「襟部分」と「袖口」です。
この部分を汚さないためには、トップスにタートルネックを着用したり、スカーフやマフラーで首周りを覆うと良いでしょう。
袖も十分袖のものを着用して、袖が肌に触れにくいようにしましょう。
また、雨や雪も大敵です。雨や雪がかかった部分はシミのような跡が残ったり、繊維が膨張して毛並みが乱れて見えてしまいます。
水分だからと放置せずに、必ず乾いたタオルなどで抑えて水分を取ってからブラッシングで整えましょう。
コートをクリーニングに出す前に、次の記事で「素材別の料金相場」や「かかる日数」「最適なクリーニング頻度」「毛玉取り」などについて疑問を解決しておきましょう。